考古用語辞典 A-Words

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沙雅・奇合・若羌出土前漢文物 2008年01月11日(金)更新

 沙雅・奇合・若羌出土前漢文物

【和:】
【中:
秦・漢・三国|>沙雅・奇合・若羌出土前漢文物

紀元前206~後24年
 前漢武帝の建元3年(紀元前138年)に,張騫が命をうけて第一回目に西域におもむき,中国と中央アジア諸国との通路を切り開いた。宣帝の神爵2年(紀元前60年)に前漢政府は新彊に「西域都護府」を設置し,その結果,中央の政策,法令,経済的措置が全国各地と同じようにここにおいても有効的に執行されるようになった。ここの地方官吏は中央から任命され,当地の少数民族の首領は「みな漢の印綬を佩ぶ」という有様であった。国家の軍隊はここに屯田していた。中原地区の貨幣はここでも流通していた。また,ここで使われていた一部の建築資材は中原地区のものと全く同じであった。新彊地区と中原地区との間にあったこうした緊密な関係は,大量の文献に記載されているばかりでなく,たえず出土している考古資料によっても実証されている。出所:「シルクロード文物展」

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