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官文書(部分) 2008年01月15日(火)更新
618~907年
紙・墨書
残長39.4cm 幅28cm
1966年吐魯番阿斯塔那出土
新疆維吾爾自治区博物館蔵
高昌県が安西都護府にたてまつる官文書。高昌県におけるある訴訟事件の審理について安西都護府に報告した文書。同じ墓葬から,咸亨4年(673年)銘の墓誌,及び麟徳2年(665年)としるされた文書が伴出した。それは曹禄山と李紹謹の二人が絹貸借により争を生じ、訊問されたときの供述が記録されている。その供述書のなかには,「兄の練(白のねりぎぬ)二百七十五疋を取る」などの文字や安西,弓月(現在の新彊の伊寧附近)などの地名が見られる。これにより当時の中国商人が「シルタロード」で運送していた絹の数量はややもすれば数百疋という大量なものであったことがわかり, これによっても絹貿易が盛んであった様子がわかることとおもう。出所:「シルクロード文物展」
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