考古用語辞典 A-Words

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吐魯番(トゥルファン)出土唐代加彩塑像 2008年01月15日(火)更新

吐魯番(トゥルファン)出土唐代加彩塑像

【和:】
【中:
隋・唐・五代|>吐魯番(トゥルファン)出土唐代加彩塑像

618~907年
 吐魯番(トゥルファン)の阿斯塔那(アスターナ)や哈拉和卓(カラホージャ)の唐代墓葬から材質の異なる大量の俑類が出土したが,そのなかの多くは加彩泥俑であった。これらの加彩泥俑は,陶俑とことなり,焼きしめる必要がない。それらは型を用いてつくられた少数のものを除いて,一般には手ずくねで造ったものであり,その表面には紅,緑,藍,白,黒,黄などの色がぬられている。その種類は非常に多く,各種の男女俑,武士俑,騎馬俑,各種の禽獣,鎮墓獣等がある。形象は真にせまり,生きいきとしている。動物は躍りあがるもの,うずくまるもの,うつ伏せのものがあり、辟邪の俑は獰猛な顔つきをし,人物は喜怒哀楽などの表情がゆたかで,それらの表現はよく似ており,絶妙なものである。これは, これらの加彩塑像を倉創作した芸術家たちの造詣の深さを反映したものである。これらの加彩塑像は一般的に言って,いずれも唐代の中原地区における俑と類似したものであり、ただ,その製作方法が特殊なもので,あるものは少数民族の様子を示している。それは中国古代文化が豊富多彩であったことを物語るものである。出所:「シルクロード文物展」

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