考古用語辞典 A-Words

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真珠宝石飾(皇后朝冠・冬用) 2008年02月11(月)更新

真珠宝石飾(皇后朝冠・冬用)

【和:こうごうほういん
【中:Zhen zhu bao shi shi
明・清|金銀・玉器>真珠宝石飾(皇后朝冠・冬用)

高31cm 径19Cm
  宮中の重要な儀典や祝賀行事にあたり、礼装である朝服にあわせて活用された冠が朝冠で、これは皇后が冬の式典のとき着用したものである。
皇后の朝冠は、清朝皇室の規定によると、冬用には貂の毛皮製、夏用はフランネル製で、冠の上部に紅色の布をおき、金製の鳳凰を宝玉をはさんで三層にかさね、それぞれを宝玉三、真珠十七で飾る。冠の頂きには大宝玉一をつける。冠のうえに、宝玉九、猫眼石一、真珠二十一粒をあしらった金製の鳳凰七を配し、この尾羽根の部分に猫眼石一と小粒の真珠十六粒をならべて一本としたものをつけるほか冠後部にも垂れ飾りがつき、ラビスラズリ、ルビーなどが大量にもちいられた。
皇后の朝冠ひとつを飾る金製の鳳凰十、羽根形飾り一には宝玉や真珠六百四粒、猫眼石八個、ルビーニ個が使用されている。この朝冠は清代末期の皇后のものである。出所:北京「故宮博物院展・紫禁城の宮廷芸術」1985-85

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