考古用語辞典 A-Words

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銅胎琺瑯釈迦牟尼壇城  2008年02月16(土)更新

銅胎琺瑯釈迦牟尼壇城

【和:どうたいほうろうしゃかむにだんじょう
【中:Tong tai fa lang shi jia mu ni tan cheng
明・清|彫刻・書画>銅胎琺瑯釈迦牟尼壇城

乾隆期
高50cm 径76cm
 壇城は梵語でいう「マングラ(曼陀羅)」で、佛、菩薩のすべてが集まり修法をするところである。
この壇城は、チペット語で釈迦牟尼をさすタンムツムグォドフォ壇城とよばれるもので、四方に四つの門梯をひらき、各門前に四銛をかたどった牌坊をおく。周囲は金剛圍と蓮華圍という境界を示す文様帯でとりまいている。 
壇城の内部には三尊が納められている。中央は転法輪印を結ぶ釈迦牟尼、西側には黄衣で右手に金剛杵、左手で印を結ぶパスパドルデ、東側には緑衣で合掌して金剛杵をもったパスマドルヂである。パスパドルヂ像のまえには火炎につつまれた三日で虎皮をまとった童子が剣と羂索をもって立ち、パスマドルヂ像の前には緑色の体に黒衣の童女が、花環を手に侍立している。
この壇城は、乾隆期の製作になるもので、宮内の養心殿西暖閣の佛堂内におかれていた。出所:北京「故宮博物院展・紫禁城の宮廷芸術」1985-85

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