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中国陶磁器   2008年03月01(土)更新

中国陶磁器

【和:ちゅうごくとうじき
【中:Zhong guo tao ci qi
基本用語|陶磁器>中国陶磁器

中国文明の歴史は長く、遠く八千年前の新石器時代から、すでに製陶技術を発明していた。今から三千余年前の商の中期に、原始磁器が現われ、後漢の末年になると、本格的に成熟した磁器が発明された。赤陶、灰陶、彩陶、白陶、黒陶や、原始磁器、青磁器、黒磁器、白磁器及び、色とりどりの多色釉磁器と釉下彩磁器、釉上彩磁器などが、中国陶磁器の八千年にわたる発展の過程を表わしている。
中国の陶磁器は、唐代から、すでに世界各国に輸出されていた。その優れた製造技術と芸術性は、多くの国々や地域に影響を与え、世界の陶磁器と文化の発展をリードした。中国が「陶磁器の国」であるということは、古くから知られているところである。
新石器時代の陶磁器(紀元前約6000年〜紀元前約2000年)
中国新石器時代の陶磁器は相当広く分布し、南北各地で大量の出土品がある。主に、黄河流域、長江流域、東南沿海及び北方地区などに分布している。黄河、長江の中流域、上流域は彩陶で有名であり、下流域は工芸の精緻な白陶と黒陶で有名である。また、東南沿海地区は、印紋硬陶が代表的で、北方地区は、民族色に富んだデザインで注目される。
商、周、戦国、漢時代の陶磁器(紀元前約1600年〜紀元220年)
商から周にかけて、大量の灰陶が生産された一方、商代には、美しい彫紋白陶と印紋陶磁器が焼成され、中期に至って原始陶磁器も現れた。戦国時代には、印紋硬陶と原始磁器が、南方で大いに発展した。前漢には、北方の低温釉陶の焼造に成功し、後世の低温釉彩陶の発展の工芸的な基礎がうち立てられた。そして、後漢の磁器の焼造の成功は、陶磁器発展史の上の重大な発明となった。
三国、両晋、南北朝時代の陶磁器(紀元220年〜589年)
三国、両晋、南北朝時代は、360余年に及び、その間、陶磁器工業が急速に発展した。南方の焼造技術の向上が顕著で、製造地域、規模とも絶えず拡大され、江蘇、浙江、福建、江西、湖南、湖北及び四川などすべてに、陶窯が分布した。また、北朝範粋墓の白磁の出土により、北斉時期、すでに白磁の生産があったことが証明された。この白磁の出現が、隋唐時代の白磁の発展に大きく道を開いたのだった。
隋、唐、五代の陶磁器(紀元581年〜960年)
隋代の陶磁器は、前人の経験成果を受け継ぎながら、新しい創造に向かい、唐代に至って、ますます発展する勢いを呈した。その頃、名窯が南北に遍布し、製品のデザインと飾りが多彩で豊富になった。中国と外国の経済交流、文化交流によって、陶磁器は友好往来の使者としても、多く使われた。
五代時期になると、工芸技術が一層重視され、宋代に陶磁器発展がピークに達するための基礎が定められたのである。
宋、遼、金、西夏、元時代の陶磁器(紀元960年〜1368年)
宋代の陶磁器は、大いに発展し、名窯が南北、特に港に近い福建、広東広西、広西などに行きわたった。外国への販売需要に対応するため、内地の名窯をまねた新しい窯場が数多く現れ、工芸技法と装飾風格の似た磁器窯体系を形成した。また、北方地方の遼、金、西夏の陶磁器は、中原陶磁器工芸の影響を受けつつ、独特な民族的風格を持った。
元代になると、陶磁器製造の中心は、景徳鎮に移り始め、そして青花、釉里紅、色釉など新しい種類が現れた。
明時代の陶磁器(紀元1368年〜1644年)
明代には、景徳鎮窯がいちはやく発展して、全国の陶磁器製造の中心となった。窯場も官窯と民窯に分かれた。青花、彩磁器と色釉が主な製品で、歴代それぞれに、伝来の珍品がある。明代、徳化窯では、白磁器を焼き始め、特にその磁器の彫刻が有名になった。宜興窯と石湾窯では、鈞釉陶磁器の複製品を焼造した。宜興では、紫砂陶磁器を焼造し、特に、紫砂の茶道具が有名になった。そして多数の茶道具の設計制作の名手が現れた。
清時代の陶磁器(紀元1644年〜1911年)
清代の景徳鎮窯も、明の制度を継承し、同じく官窯と民窯に分かれていた。ただし、清代では、明の官窯の編役制を廃止し、明末に出現した「官搭民焼」(政府が出資して、民間で焼く)を制度とし、民窯の発展を促進した。康熙、雍正、乾隆三代には、清の景徳鎮陶磁器が最高水準に達し、その成果を誇った。また、徳化、石湾、宜興でも、明代の伝統を継承しながら、それぞれ独自の風格で発展しつづけた。

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