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青城山  2008年05月15(木)更新

青城山
【和:せいじょうざん】
【中:Qing cheng shan
春秋戦国|歴史名城>青城山

2002年世界文化遺産に登録された青城山は成都西北部に位置し、成都から約60キロ離れています。山麓の海抜は726m、主峰の老宵頂海抜は2434m、一年中茂っている原始林と城壁のように繋がる連峰から青城山と名付けたのです。人出が少ないから、数多い野生動物、壮美な瀑布、聳え立っている原始林などが青城山の「青城天下幽」の独特な景観を成しました。 紀元 143 年、青城山に一人百歳を超えた老人・張陵さんが修行に来ました。張陵がここで昔から伝わってきた「黄老学説」を研究、発展して、中国の伝統宗教・道教を創建して、地元の人々に広く布教しました。ここで発祥した道教がやがて中国全土に広がりまして、中国人を今でも深く影響している伝統宗教になりました。 現在青城山にも沢山の道教お寺が残っています。一番である「上清宮」が晋代にできたお寺で、現存のお寺が清同治年代建て直されたのです。歴代の有名人がよく訪れたお寺なので、沢山の文化遺跡を有し、青城山のもっとも有名な道教お寺観光先になっています。お寺には「天下第五名山」、「青城第一峰」などの石刻、蒋介石親筆の「上清宮」の額、千年の歴史を持つ道教経典「道徳経」の木彫り、清代にできた道教始祖・老子の銅像など、数多い文物保存されています。他の代表的な道教お寺は建福宮、天師洞、祖師殿と朝陽洞などがあります。建福宮は青城山入り口にあり、唐代にできたお寺で、交通便利なので、現在でも線香の多いお寺です。天師洞は道教始祖・張道陵の修行と説法地だそうです、洞窟の入り口には一本巨大な銀杏の木が茂っています。高さ50m、直径2.24m 、凡2000年以上の歴史を持っている、伝説によると、張道陵が最初植えたそうです。 これらのお寺が皆山の形に沿って建造していて、建物の屋根や内部建造などが皆数字の「三」を表現しています。全ての建築が「一から二が生まれ、二から三が生まれ、三から世界万物が生まれる」の道教の基本考えに基づいて建立されたのです。また、建物には精美に造った壁画や浮き彫りなどが有って道教の「清静無為、健康長寿」思想を表しています。特に一番高い峰にある「上清宮」の正門入り口に彫刻されてた「道教太極図」が道教の「天人合一、陰陽合一」の基本哲学観を集中的に表現しました。 青城山で修行してる道士達が長い間、沢山の素晴らしい道教文化も作りました。代表なのは、火薬製造技術、漢方薬本と道教音楽などです。


汶川大地震2008年5月12日午後現地時間2時ごろ
中国・四川省を襲った大地震は、発生から4日目を迎えた。今のところ、この地震による日本人の被害は確認されていない。
震源地付近から徒歩で脱出してきた日本人観光客が地震当時の様子を語った。

被災した日本人観光客は「瓦がバリバリ、バリバリ落ちてくるじゃないですか。自分の上に落ちてこないかを、必死に上を眺めてて」と話した。
この日本人観光客は、震源地からおよそ50km離れた都江堰市近くにある世界文化遺産の青城山で被災した。
地震により、街はがれきの山となり、周囲の道路は、発生した土砂崩れで中心街に戻るのも一苦労だったという。
被災した日本人観光客は「青城山から都江堰に戻る際に、(撮影した写真を見せて)もう道路がこんな感じ。この中を歩いていく。それじゃないと戻れなかったので」、「(屋根が)落ちる寸前ですね、こんな状態なんで、人住めないですよ。いつ落ちるかもわからないし」などと話した。
地震発生後しばらくの間、携帯電話が通じず、情報がほとんど入らない状態で、被災した晩は、テントで不安な一夜を過ごしたという。
一方、現地に出張中に地震に遭った日本人の会社経営者は、成都の空港が混乱しているため、帰国できずにいる。
日本人の会社経営者は「揺れは...非常に。めちゃくちゃ揺れていましたよ。きのう帰る予定だったんですけど、きのう飛行機飛ばないんで。だから、いつ帰れるかわからない状態ですね」と話した。
また四川省各地では、地震発生から3日目の14日も余震が断続的に起きている。
北川では土砂崩れが頻発していて、落石が直撃して大破した車が放置されていたり、道路に転がる巨大な石の真横を住民らが歩いて避難している。

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