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玳玻天目茶碗
2008年06月14日(土)更新
【和:たいひてんもくちゃわん】 |
【中:Dai bo tian mu cha wan】 |
宋・遼・金・元|陶磁器>玳玻天目茶碗
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南宋/13世紀
高8.2 口径17.0
中国江西省吉安市永和鎮にあった吉州窯で生産され、あたかも玳瑁の甲、つまり鼈甲のような発色をみる天目茶碗を天目と呼び、また鼈盞、玳瑁盞とも呼ぶ。器形は大きく二種類に分かれる。一つは、建盞のようにすぼみ気味の形であり、高台はいたって低く、あるかなしかといった程度である。もう一つは、大きく口を開いた平碗形である。この茶碗は、銀覆輪がかけられた大振りの平碗形で、内面に菱形の切紙文が三個配されている。菱形文の中には樹木と鹿とみえる文様が置かれている。外側は黒釉に鼈甲斑が美しく出ている。三代将軍家光の長女千代姫が、二代光友に嫁したとき、嗽茶碗として持参したとの伝承がある。出所:徳川美術館(財団)
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