考古用語辞典 A-Words

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嵌錯雲紋銅壺(銀で雲の模様を付けた青銅器) 2008年02月28(木)更新

嵌錯雲紋銅壺(銀で雲の模様を付けた青銅器)

【和:かんさくうんもんどうこ
【中:Kan cuo yun wen tong hu
春秋戦国|青銅器>嵌錯雲紋銅壺

青銅器製品
時代:戦国 
法量:全高51cm、口径15.cm 
出土地点:1972年 涪陵県小田渓3号墓
小口で長顕、肩部はなで肩、胴部はふっくらとしており、圏足をもつ。肩部には獣面の銜環状の把手が二つある。蓋面はゎずかに盛りとがり、上部には三つの雲頭紐があり、巻雲紋、弦紋、雲紋、水紋が施されている。壷身部には口縁部から胴部下位にかけて、 きわめて細い銀線や曲状形の銀片を用いて、大小異なる連続的な雲紋と水紋を象嵌している。胴部下位には雲紋を組み合わせた12のハート形のデザインが施されている。圏足部分には銀縁の水波紋がある。紋様は流賜にて活発な造型と、製作は精緻で、戦国時期の金銀象嵌工芸の高度な水準が反映されている。出所:『中国四川省古代文物展』-三国志のふるさと、遥かなる大地の遺宝2000

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