考古用語辞典 A-Words

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巴蜀方印 2008年03月12(水)更新

巴蜀方印

【和:はしょくほういん
【中:Ba shu fang yin
春秋戦国|青銅器>巴蜀方印

時代:戦国
法量:辺の長さ3.8cm
出土年:1980年
出土地点:新都馬家郷木槨墓
  印の背部はわずかに盛り上がったドーム状をしており、鈕をもつ。周囲は饕餐紋で飾られ、きわめて精緻な作風である。印文は「巴蜀図語」によるもので、その上部のものは、この墓から出土した銅器に陰刻された特殊符号と同じものである。下部には両側に人物が一人ずつ立ち、手を伸ばして握手をしているようであり、二人の間には一つの罍が置かれている。二人の上方にはそれぞれ一つの罍がある。この印の精美さ、まとまった造形さは内容が豊富なことを含めて、四川地区から出土した巴蜀銅印の中でも類をみない。出所:『中国四川省古代文物展』-三国志のふるさと、遥かなる大地の遺宝2000

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