考古用語辞典 A-Words

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西王母画像磚  2008年03月21(金)更新

西王母画像磚

【和:せいおうぼがぞうせん
【中:Xi wang mu hua xiang zhuan
秦・漢・三国|彫刻・書画>西王母画像磚

時代:後漢
法量:高さ41.7cm、幅46.4cm
出土年:1954年 出土地点
出土地点:新繁清白郷一号墓
 西王母は中国古代に伝わった神化した人物である。図中の西王母は雲気に満ちた瓶形の籠内に身を置き、頭上に「玉勝」を広げ、龍虎の上に座している。左には西王母がむさぼり食うための三足鳥と戈を握った大行伯が描かれ、右には瑞祥を表す九尾狐と霊芝を持った白い兎が描かれている。龍と虎の下には醜悪なヒキガエルが直立して踊りを舞っている。左下隅には冠をかぶり幅広の帯を締めた人が、両手で笏を持ちうつ伏せになりながら祈祷している。その右の二人はおそらく仙人であろう。この画像磚は「線」によって雲気を表現し、仙境の境地という画面表現を増加させている。出所:『中国四川省古代文物展』-三国志のふるさと、遥かなる大地の遺宝2000

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