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石刻観音造像龕 2008年03月30(日)更新
【和:せっこくかんのんぞうぞうがん】 |
【中:Shi ke guan yin zhao xiang kan】 |
晋・南北朝|石器・ガラス>石刻観音造像龕
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時代:南朝・梁
法量:高45cm
出土地点:成都万佛寺
観音造像龕は蓮の花弁形をした光背を持ち、長方形の碑のような小さな龕であり、紅砂石に彫刻されている。正面「には中央に観世音菩薩の立像を配し、左右両側に四比丘、四菩薩像、二天王が前列外側の象の背に立っており、観音菩薩足部の左右には二匹の獅子と獅奴[獅子使い]がいる。造像龕の前列には伎楽八人の彫刻がある。造像龕の光背の大部分が残存しており、残存部分には仏教伝説や飛天などが浮き彫りされている。
両側面にはそれぞれ神王が彫刻されている。神王の頭は丸く髪は短い。目は丸く開き、 二つの手には杵を持つ。背面上部には釈迦が大樹の下で悟りを修める様子が浮き彫りされている。仏の左右には向き合って恭啓して立つ供養人の行列がある。下部には侵食しているものの、「中大同三年二月」の年款を認識することができる。出所:『中国四川省古代文物展』-三国志のふるさと、遥かなる大地の遺宝2000
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