考古用語辞典 A-Words

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白磁合子(3)       2008年05月08日(木)更新

白磁合子(3)

【和:はくじごうす
【中:Bai ci he zi
宋・遼・金・元|陶磁器>白磁合子(3)

定窯 北宋 10世紀 
高さ10.6cm
 厚手の白磁合子。蓋は甲盛りとなり、甲の頂部周縁に弦文が2条めぐっている。釉は厚く、身の方に少したまっている。蓋の内面と内側面には墨書がある。内面には「大平興国二年五月二十二日葬記/□尼仏/飲生□□□□□/□□□□□□/有情同□□□/願□此巧徳五月□」とある。内側面には「万歳□□施主□香半両定州子南門北自□嗣□ 任氏施香一両 僧大吉施一両 供養舎利」と記されている。施主が任氏、僧大吉とあり、香を1両寄進している。年紀も「大平興国二年五月二十二日」とはっきりと記され、この静志寺合利塔が建立された年に施入された白磁合子であることがわかる。出所:『地下宮殿の遺宝中国河北省定州北宋塔基出土文物展』

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