考古用語辞典 A-Words

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明顕陵     2008年06月01日(日)更新

明顕陵
【和:めいけんりょう
【中:Ming xian ling
面白テーマ|明・清>明顕陵

 湖北省鍾祥市北東5kmの純徳山上にある。明の世宗、嘉靖皇帝の父親・恭睿獻皇帝の朱佑聿と母親の章聖皇太后蒋氏の共同墓地である。明の正徳十四年(1519年)に築造が始まり、明の嘉靖三十八年(1559年)の完成までは40年の歳月が費やされた。総面積は183.15ha。全体は2つの円形の「城」からなつており、城の外側は一回りで3600m、赤く塗られた壁と黄色い瓦を敷いたもので金碧に輝いている。規模が大きい建物は30数力所を数え、山麓から頂上の順にそれぞれ純徳山碑、敕諭碑、外明塘、下馬碑、新紅門、旧紅門、禦碑楼、望柱、石像生、欞星門、九曲禦河、内明塘、陵恩門、陵寝門、双柱門、方城、明楼、前後宝城となっている。これらの建物は疏あり密ありて、周りの山水環境に溶け込ませるように建てられた、建築芸術と環境美学とを結びつけた傑作である。
顕陵は建物も周辺の環境も、ほば最初のままに保たれている。豊かな文化と独特な構造をもつ規模が大きい顕陵は、中国の古代帝王の陵墓の中でも輝かしい真珠の名に恥じない。出所:中国世界遺産「明・清時代の皇室陵墓」

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