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中部窟群(第5~第8窟) 2008年06月16日(月)更新
【和:ちゅうぶくつぐん】 |
【中:Zhong bu ku qun】 |
面白テーマ|>中部窟群(第5~第8窟)
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第5窟と第6窟は、一体につないだ1組の双窟で、雲岡石窟見学で見られる最も素晴らしく、石窟全体を代表するものである。
第5窟は楕円形を呈した草廬式のもので、前後両室に分かれている。前室経由で後室に入ると、先ず窟の高さに驚く感じである。後室真正面壁の中央は、跏趺を結んだ仏の大きな彫像が安置されている。台座から頂上までの高さは17.7mもある。雲岡石離像群の中でも最大の仏像である。
第6窟は雲岡石窟における「第一偉窟」と称された石窟で、規模はかなり大きい。高さは20mで、中央に彫られた大塔柱の上には、大小さまざまな仏像3000余革が彫られている。東西両壁に刻された著名な「仏伝図」は、お釈迦様が生まれてから仏になるまでの物語を生き生きと描いている。全体は華麗立派で、彫刻を施さなかつたスペースは1つもない。
第7窟の主たる三世仏彫像は、かなり風食されている。南壁のアーチ形門の上方に刻された、合掌して土下座した6人の供養天人彫像は、建築家・梁思成先生から「雲岡六美人」として褒め称えられ、雲同石窟でも最も早く現れた供養人イメージである。
第8窟門東西両側の彫像は、雲岡石雕の中でも稀に見た芸術品である。特にこのうちの神鳥に乗つて、三頭六臂をもつ鳩摩羅天造像(つまり鳩摩羅什、後秦時代の高僧)は、国内外の学者と専門家から、東西芸術を巧みに結びつけるすぐれた彫像群と高く評価され、古代ギリシヤの彫刻に匹敵できると絶賛されている。出所:中国世界遺産「雲崗石窟」
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