考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

康熙御筆「静明園喜雨詩」     2008年06月23日(月)更新

康熙御筆「静明園喜雨詩」
【和:こうきぎょひつ「じょうめいえんきうし」
【中:Kang xi yu bi [jing ming yuan xi yu shi]
明・清|彫刻・書画>康熙御筆「静明園喜雨詩」

清 
縦122cm 横33.4cm 螺鈿粉紙
 「静明園喜雨詩」は康熙皇帝“ご満悦”の七言絶句。「静明園」は名勝玉泉山の麓にあり、遼・金の行宮の跡。康熙帝は園林を造営し、十六景と称してしばしば遊んだ。「西山の初夏玉泉清く、暮雨風を随えて鳳城に満つ。四野(四方の広野)皆霑おひ、比屋(家々)慶ばしく、八荒(八方の平野)を望めば尽く楽豊盈つ」と謳つている。下方に「康熙宸翰」「保合太和」二顆、ほかに「賓笈三編」「石渠賓笈収歳」「淵鑒斎」三類の押印がある。章法はおおらかで筆法は秀勁、康熙皇帝書法の典型といえる。
康熙皇帝は二代目の皇帝で在六十一年。書を好み、特に明の董其昌の筆法を愛していたので董書に大変似ている。用紙は蝶貝の粉末を加えた宮延用紙の珍品、螺鈿粉紙で、三百年後の今日でも光沢はみずみずしく艶やかである。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.