考古用語辞典 A-Words

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「倢仔妾(女+肖)」印     2008年06月26日(木)更新

「倢仔妾(女+肖)」印
【和:しょうよしょうしょういん
【中:
秦・漢・三国|彫刻・書画>「倢仔妾(女+肖)」印


2.3×2.3×1.3cm 
玉印 雁紐
北京故宮博物館蔵
 前漢の殉葬印である。正方形、繆篆、陰文で、水鳥の紐がある。漢代には皇帝をのぞいて、官吏は左遷されたり、または死亡した時には、官印を返上させられた。死者は一般に複製の印をつくって殉葬にした。殉葬印の材は実用の印と同じで、銅印のほかに、玉、木、石などがあった。印文は官職名のあとに死者の名を刻った。「(糸+捷)仔」は文献では「倢仔」となっており、漢代の二等女官である。武帝の時に置かれ、「上卿」と称して列侯より地位が高かった。「(女+肖)」は印主の名、「妾」は漢代の女性の通称である。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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