考古用語辞典 A-Words

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龍徳御墨     2008年07月02日(水)更新

龍徳御墨
【和:「りゅうとくぎょぼく
【中:「Long de yu mo
明・清|彫刻・書画>龍徳御墨

清 乾隆年間 
長14.9cm 幅6.2cm 厚1.9cm
北京故宮博物院蔵
  長方形の全体に、さかまく海の波を彫り、水紋は長い髪のように細く、渦をまき、双龍は上下になって水中を躍り、双眼を丸く見開き、遊びたわむれている。人焔の中心には真珠が一粒はめてあって、周囲に光を放っている。裏には陽文隷書で「龍徳」の二字が入り、 その下に陽文篆書で「天府永蔵」の方形印を押し、側面には陽文楷書で「大清乾隆年製」の六文字の年款が、 もう一方の側には「養性殿珍蔵」の五文字が入っている。
この墨は清宮内務府の御書処墨作所でつくったもの。清代の御墨は現存数からいえば乾隆年間のものが多い。形が精巧なこと、墨質が硬くて細かなこと、図案が緻密なこと、線に力のこもっていることなど乾隆時代の製墨レベルの高さを物語っている。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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