考古用語辞典 A-Words

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正徳六年机形硯     2008年07月03日(木)更新

正徳六年机形硯
【和:「せいとくろくねんきけいけん
【中:「Zheng de liu nian ji xing yan
明・清|彫刻・書画>正徳六年机形硯

明 
長34cm 幅17.2cm 厚8cm
端渓
 硯は瑞渓石で、長方形の机の形をしており、四つ脚は人面紋様が彫られている。硯面の上部の枠内には楷書で「静者石安着几 知静安 得所止」の文字が線刻で彫られ、「正徳六年汝止王艮」の銘が刻まれている。硯面の周囲は浅く落花流水の紋様で、古風な素朴さをもち、鮮明である。硯の側面には回紋がほどこされている。墨池は深く凹形の溝状をなし、硯の裏側には陰刻による心(文+而)元生の像が、その上部に篆書体で「心(文+而)先生小像」の文字と「繁昌夏廷美寫於東淘精舎」の文字が刻まれ、 下には、「雲峰」の正方印が押捺されている。王艮は明の秦州の人、字を汝止にといい、学者たちは心(文+而)先生とよんでいる。夏延美は明の繁昌の人、名を夏叟といい、字を廷美という。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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