考古用語辞典 A-Words

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端渓瓜様硯     2008年07月04日(金)更新

端渓瓜様硯
【和:「たんけいかようけん
【中:「Duan xi gua xiang yan
明・清|彫刻・書画>端渓瓜様硯

清 乾隆年間 
長20.4cm 幅8.9cm 厚3.1cm
 硯材は端渓石であり、石質はきめこまかく潤いがある。形は楕円形で、石のもとの姿を生かし、硯面には枝葉生い茂げる大きな瓜を彫り、その彫刻は古風な素朴さに満ちている。裏には篆書体で「維彼瓜瓞 載咏綿綿 根深蒂固 於万斯年」の四句が刻まれ、 その下に「万斯同銘」「季野」の銘が入っている。更に左下に篆書体で「山陰呉氏珍玩」の銘が入っている。硯は玉がはめこまれた紫檀木の箱におさめられている。
方斯同(1638-1702年)、清代浙江鄞県の人、字を季野といい、号は石園といった。歴史に通じた人で、特に明代の典故に詳しい。『明史稿』五百巻はいずれも万氏の編纂によるもので、著書には『歴代史表』、『紀元匯考』、『石園詩文集』などがある。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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