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象牙竹節形臂閣 2008年07月06日(日)更新
【和:「ぞうげちくせつがたひかく】 |
【中:「Xiang ya zhu jie xing bi ge】 |
明・清|彫刻・書画>象牙竹節形臂閣
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清中期
長24.5cm 幅7cm
竹根のごく自然な湾曲を形どって彫りあげた象牙の臂閣である。下部がかすかに細くなり、根節がせまく密になっている。細根や切り取り跡の形は自然で、下部の二節を残し、側枝を一本つけ、主幹にそって上に伸ばし、枝分かれもある。真っすぐの葉、折れ曲がった葉、虫の食い跡のある葉、いずれも絶妙である。裏側は二節空心になつていて、そこにトンボ、カミキツムシ、蝶がそれぞれ一匹ずつ彫りつけられ、生き生きとした造形である。
この臂閣には竹彫りの影響が深く見られる。表面の浮彫りは芽や枝をつけ、趣をもたせている。裏の昆虫も、上にそりあがったトンボの尾、糸のように細いカミキリムシの触角、葉脈のような線紋のある蝶の羽根、 それぞれの体にある点や円の模様、いずれも微に入り、細をうがって真に追っている。清代の象牙彫刻の絶品である。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』
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