考古用語辞典 A-Words

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搯絲琺瑯文具(一式)     2008年07月07日(月)更新

搯絲琺瑯文具(一式)
【和:「とうしほうろうぶんぐ
【中:「Qiao si fa lang wen ju
明・清|彫刻・書画>搯絲琺瑯文具(一式)

清中期
水丞 高11.5cm 径8.5cm
筆架 長20.5cm幅4.3cm高15.5cm
墨床 長15cm 幅9cm 高4.1cm
暖硯 長19cm 幅15.3cm 高15.8cm
  1.水丞は、円筒形の造形で、筒身は双青昌龍戯水紋、水波・山石紋、中央に卍字紋がある搯絲琺邪(景泰藍)製、口縁と台座は銅鍍金鏨花(銅に花紋様を彫って金めっきしたもの)である。底部には双龍環抱紋の浮彫りと「大清乾隆年製」の陽文楷書年款がある。匙も水波・山石・雲紋等の搯絲琺瑯製で、首の部分は龍頭を彫った銅に金めっきがしてある。
2.筆架の台座は銅鍍金鏨花の楕円形で、両面は水に舞う一対の側身龍、中央は卍字紋である。台座底部の中心にやはり年款が入り、款の両側にそれぞれ龍紋を浮彫りしている。
3.墨床は銅鍍金鏨花の台座をもつ長方形で、上面は龍、龍の下に山石、水波、龍の周辺には雲の紋様がある。側面は折枝花紋、底部の中央に年款がある。
4.硯箱は銅鍍金鏨花の台座をもち、箱の上には取りはずしできる銅の受け箱がついていて、 そこに長方形の澄泥硯が二つ置いてある。受け箱の下には温水を入れ、冬も墨液が凍らないようになっており、このため、暖硯いう。硯箱の四側面と蓋の上はいずれも騰海龍紋と雲紋であざやかである。底は銅に双龍を浮彫りし、鍍金して、年款が入っている。重厚で、安定した造形、光沢ある鍍金である。出所:『北京博物院・清朝宮廷文化展』

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