考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

黒陶鉢     2008年07月12日(土)更新

黒陶鉢
【和:こくとうはち
【中:Hei tao bo
隋・唐・五代|陶磁器>黒陶鉢

(1)高12、日径20.8、(2)高6、口径12.7
河南省登封市法王寺2号塔地宮出土
唐時代・8-9世紀
河南省文物考古研究所
  河南省登封市に位置する法王寺には唐時代から清時代にかけての6つの塔が現存しており、2000年の3月から5月にかけて、唐時代の2号塔の塔基の下に設けられていた地下室(地宮)の発掘調査が行なわれた。銅器や陶磁器など、唐時代の仏教文化を考えるうえで重要な資料が発見されている。
この鉢は大小5点一組で出土した。底部が丸く、口縁がやや内側にすぼまったいわゆる鉄鉢形をなし、薄手に作られ、非常に軽量である。分析調査はなされていないが、骨灰を用いた黒色土器である可能性が指摘されている。表面全体にきわめて強い光沢がある。出所:『遣唐使と唐の美術』

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.