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黒釉弁口水注 2008年07月12日(土)更新
【和:こくゆうべんこうすいちゅう】 |
【中:Hei you bian kou shui zhu】 |
隋・唐・五代|陶磁器>黒釉弁口水注
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高39.9、胴径18.2
唐時代・7世紀
静岡・MOA美術館
口部の3方をつまむようにしていわゆる弁口形に作っている。ギリシャのオイノコエの形式であり、西方の影響が認められる。鳳凰をかたどった把手には鱗状の文様が刻まれ、付け根には連珠文が飾られている。張りのある胴や、安定感のある大ぶりの高台が重厚な気分を生み出しており、金属器を祖型としていることを物語っている。総体に施された黒釉には、細かい結晶が一面に浮かび、褐色を帯びている。高台内は露胎で、小さな黒粒を含んだ灰白色の胎土が見える。河南地方で作られたものであろう。唐時代前期に位置付けられる黒釉の希少な例である。出所:『遣唐使と唐の美術』
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