考古用語辞典 A-Words

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三彩女子(1躯)     2008年07月13日(日)更新

三彩女子(1躯)
【和:さんさいじょし
【中:San cai nu zi
隋・唐・五代|陶磁器>三彩女子(1躯)

高42.6
陝西省西安市南郊唐墓(M31)出土
唐時代・8世紀
西安市文物保護考古所
 頬がふくよかな女性の立像。大きな髷を結い、笑みを浮かべている。緑色の上衣と、黄色く丈の長いスカートを身にまとっており、肩にはストールを巻きつけている。胸の前に上げた両手に藍色の布を掛け、食べ物が盛られた花形の盆を持っている。
2002年に西安市南郊で発掘されたM31唐墓から出土した。この墓からは、鎮墓獣や天王桶をはじめ、41件もの精美な三彩俑が発見されている。墓誌がみつかつていないため、墓主や埋葬年は不明であるが、貴族の墓とみられる。出土した三彩はいずれも胎土が白く、釉色は淡く鮮やかである。また、唐三彩では比較的使用例の少ない藍釉が、大量に使用されている点が注目される。出所:『遣唐使と唐の美術』

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