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三彩牛車・馭者(1組) 2008年07月13日(日)更新
【和:さんさいぎっしゃぎょしゃ】 |
【中:San cai niu che yu zhe】 |
隋・唐・五代|陶磁器>三彩牛車・馭者(1組)
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高33.7
唐時代・7ー8世紀
東京国立博物館
堂々とした体躯の牛が湾曲した屋根が付いた車を牽き、2人の馭者が左右に立っている。黄釉と緑釉がていねいに塗り分けられ、牛車は型押しの花文で飾られている。墳墓に副葬する明器としての牛車は、三国・西晋頃から唐時代にかけてかなりの数が作られており、重要な乗り物であったことがうかがわれる。当初は絵具で彩色を施した灰陶加彩の技法であったが、唐時代になると華やかな釉薬に彩られた三彩の牛車が作られるようになった。この牛車はいうまでもなく唐三彩であるが、車の形式やスタンプ文、動きの乏しい硬直したような人物の表現に、隋時代に位置付けられる明器に近い気分があり、唐二彩としては比較的早い段階の希少な作例と考えられる。出所:『遣唐使と唐の美術』
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