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三彩女子 2008年07月14日(月)更新
高43.7
唐時代・8世紀
東京国立博物館
静かな笑みをたたえ、鼓のような形の椅子に坐る女性の俑。胸元が大きく開いた衣装をまとい、右手には鳥を止まらせている。左手は花を持っていたと想像されるが、現在は失われている。上衣は黄釉、スカートは緑釉で彩られており、それぞれいわゆる蠟抜きの技法による花文が配されている。染織品の文様を模したものであろう。衣の紐の結び目や、スカートの皺までがていねいに表現されており、高く結つた髷には一部に金箔が残存している。類品の中でもひときわ細やかな作風を示しており、瑞々しい表情と気品にあふれている。出所:『遣唐使と唐の美術』
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