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三彩鍑 2008年07月14日(月)更新
高15.3、口経14.5
河南省鞏義市黄冶窯址出土
唐時代・8世紀
河南省文物考古研究所
黄治唐三彩窯址は、河南省鞏義市站街鎮大、小黄冶村付近に位置する。2002年と2003年に大規模な発掘調査が行なわれた。窯炉、作坊をはじめ、大量の三彩や半製品、窯具などが発見され、唐三彩の制作技法の解明のために、多くの貴重な資料が得られた。
鍑とは胴が丸く張った広口の壺に3本の獣足が付いた器形をいう。胴の上部に1条の凸帯が巡らされている。総体に白化粧が施されており、口部と獣足には褐釉が、胴部には藍釉を主体に褐釉と透明釉がかけ分けられている。内底には円盤状の窯具の上に小さな器物の破片が熔着している。また、口縁部の3カ所に細長い目跡が見られる。これは三叉形の窯具を置いて、他の器物を重ね焼きした痕である。出所:『遣唐使と唐の美術』
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