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霊鳥 2008年07月19日(土)更新
青銅製
通高143.5cm、 座板45×41.4cm、 重38.4kg
頭に鹿角の付いた鶴の姿を表わす。2本の鹿角、鶴の身体、両足、両翼、座板は別々に鋳造されている。翼は身体に接合されているが、その他の部分は枘で継ぎ合わされただけで、分解・組立が可能である。鹿角と鶴の頚には金象嵌で鳥首龍紋などの紋様が施される。同じ鳥首龍紋は尾にも表されている。背中の中心線は、象嵌で飾られてぃる。翼の基部には蟠龍紋が浮き彫りで表わされる。嘴の右側に「曽侯乙作持用終」の銘文がある。座板には四方に環が付き、中央に勾連雲紋、その外側に羽状紋があり、一番外側に,鳥首龍紋が象嵌で表わされる。
この霊鳥は曽侯乙の棺の東側に置かれていた。用途・意味については様々な説がある。鶴と仙界との関係から、被葬者を仙界に導くものという説や、或いは、懸鼓を懸ける架とも言う。鹿角と鳥の組み合わせは、楚の墓からしばしば出土する虎座飛鳥などの鎮墓獣をも連想させる。出所:『曾侯乙墓』
特別展 日中国交正常化20周年記念
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