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甲冑 2008年07月22日(火)更新
【和:かっちゅう】 |
【中:Jia zhou】 |
春秋戦国|>甲冑
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皮製漆塗り
甲冑は全部で十三領が出土し、これらは,馬冑・馬甲などとともに北室に副葬されていた。これも馬冑・馬甲と同様に、牛の生皮に漆を塗ってつくったもののようである。
頭にかぶる冑と、身、裾および袖につける甲の四つの部分からなっており、いずれもさまざまな形に切られた皮片に穴をあけ、馬甲と同様に絹糸でつづってつくっている。そして、皮の截片にはおおむね、黒漆、もしくは黒褐色の漆が2、ないしは3回ほど塗られているが、なかには朱漆を塗ってから、さらに黒漆をほどこしたものもみられる。
この甲冑は中国で、現在知られる皮製の甲冑のなかで、制作の早いもののひとつで、その存在価値はきわめて貴重なものとなっている。また、こうしたほぼ完全な姿をした甲冑や、さきの馬冑・馬甲の発見によって、これまで、あまり確認できなかったこの時代の甲冑の形態やつくりを知ることができるようになり、これらは中国の武具の歴史を研究する上で貴重な資料となっている。出所:『曾侯乙墓』
特別展 日中国交正常化20周年記念
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