考古用語辞典 A-Words

時代別順

旧石器時代
新石器時代
神話時代
殷・周時代
春秋戦国
秦・漢・三国
晋・南北朝
隋・唐・五代
宋・遼・金・元
明・清

分野別順

基本用語
青銅器
陶磁器
金銀・玉器
石器・ガラス
彫刻・書画
絹・衣類
建造物・遺跡・墓
歴史名城
歴史人物
研究機関
研究者
面白テーマ

長柄晋(木+殳)     2008年07月23日(水)更新

長柄晋(木+殳)
【和:ながえしんしゅ
【中:Chang bing jin shu
春秋戦国|青銅器>長柄晋(木+殳)

青銅製 柄は複製
長 307cm
 先には青銅製の筒形器が付いている。これは断面が八稜形で、先端が幾分細くなっている。石突は円筒形で、先に小さな鈕が付く。
晋(木+殳)は曽侯乙墓の発掘によって初めて知られた武器である。曽侯乙墓からはこの種の武器が14点出土している。墓から出た竹簡には「普(木+殳)」と書かれたものが9点あるが、 そのほか「晋(木+殳)」と判断されるものが5点あり、合計すると14点になる。このように武器の数と竹簡の数が一致するところから、この武器が「普(木+殳)」と推定された。文献には刃のない武器である「殳」についての記載がしばしば見られる。また有刃の「鋭殳」という武器についても述べられており、「殳」に2種類あったことが窺われる。「(木+殳)」はここで発見された「普
(木+殳)」に、「鋭殳」は「殳」にあたると推測されている。出所:『曾侯乙墓』 特別展 日中国交正常化20周年記念

Copyright 2006 abc0120 All rights reserved.