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金彩雲龍文編磬 2008年07月25日(金)更新
【和:きんさいうんりゅうもんへんけい】 |
【中:Jin cai yun long wen bian qing】 |
明・清|金銀・玉器>金彩雲龍文編磬
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清(1644ー1911)
碧玉製
通高:322.0cm 長さ:360.0cm 幅:50.0cm
磬;鼓部長さ:34.6cm 股部長さ:22.8cm 厚さ:3.5cm
皇帝が出席する式典で用いられた玉製の楽器
碧玉編磬は中和韶楽(国家の大きな式典の際に演奏された最も格式の高い音楽)に用いられた楽器の一つである。編磬の両面には金彩で雲龍の文様が描かれ、長短の足に分かれている。側面にはそれぞれ音の高さを表わす音律の名が記され、その律名は編鐘と同じである。厚さはそれぞれ異なるが、大きさは等しい。磬の上部には小さな穴があり、これに紐を通し、木架(簨虡)に上下各八つずつ掛ける。上段は陽律であり、右から、「倍夷則」「倍無射」「黄鐘」「太簇」「姑洗」「(蒙+牛)賓」「夷則」「無射」という。下段は陰律であり、右から「倍南呂」「倍応鐘」「大呂」「夾鐘」「仲呂」「林鐘J「南呂」「応鐘」という。木架の形態、寸法は編鐘の木架と同じで、上部左右には鳳凰の頭部が彫られている。その間には金色の五羽の鳳凰が並んで翼を広げ、その嘴からは五色の紐が垂れている。下部には嘴が赤く羽根の白い鴨が飾られている。編磬は、たいてい朝廷の公の祝賀、巡幸、凱旋の際に必ず用いられ、楽部和声署がこれを執り行った。また、朝廷内での慶賀、皇太后御殿での祝賀、あるいは外藩。公主(皇帝の息女)・王妃をもてなす宴の際は、皆全て内務府によって編磬が取り扱われ、これが殿内西側に設置された。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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