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黒漆金彩筆 2008年07月26日(土)更新
【和:こくしつきんさいふで】 |
【中:He qi jin cai bi】 |
明・清|彫刻・書画>黒漆金彩筆
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皇帝所用の筆ー皇帝所用の文房四宝
明・万暦年間(1573ー1620)
木製漆塗
管長:16.7cm 帽長:9.5cm 穂長:1.7cm
明代の毛筆。穂には兎の毛が使用され、黒と黄が交互にあらわれるため「花毫」とも呼ばれる。穂の中程の部分は細くなっており、全体のイメージは瓢の形に似ている。このような形の穂は明代浙江省湖州地区での筆の製作の過程で現われ、流行し始めた。管と帽(蓋)には黒漆の地に金彩で龍と鳳凰が対になって舞う様子が描かれ、その間には菊、蓮花などが描かれている。管の先端近くには金彩で二重の枠内に粘書体で「大明万暦年製」と記され、管の先瑞及び帽の先端の面に金地に黒漆でそれぞれ梅花が一輪描かれている。筆全体に金彩が施されているが、色
調の濃淡の変化、文様の明暗、諸調などが巧みに表現されている。管、帽の端に鎏金(金鍍金)された銅の覆輪が嵌められ、この美しい筆をさらにあでやかなものにしている。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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