考古用語辞典 A-Words

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御用宝剣 銘「鳴龍」   2008年07月26日(土)更新

御用宝剣 銘「鳴龍」
【和:ごようほうけんめい・めいりゅう
【中:Yu yong bao jian ming [ming long]
明・清|>御用宝剣 銘「鳴龍」

(乾隆帝所用)
清・乾隆年間(1736-1795)
鉄・鮫皮
全長:98.7cm 刃長:76.7cm 刃幅:3.0cm
  刃の鐔に近い部分に金、銀、銅を交互に組み合わせた以下のような象嵌による文様が施されている。片面には隷書で番号が付され、その下に如意形の枠と隅を丸くした長方形の輪を配し、その外側に「鳴龍」の銘が刻まれ、その下に龍、如意、鳳凰の文様がある。もう一方の面には隷書による「乾隆年製」の銘があり、さらにその下には剣銘と同じ意味を示す図案がある。鐔と柄頭(柄の先端)には鉄の地に象嵌や金鍍金で二頭の龍が宝珠と戯れる文様、夔龍文(細長い胴をした龍に似た伝説上の動物)、時計草(時計の文字盤と針に似た花をつける蔓草の一種)、雷文が表わされている。鞘は鮫皮で作られているが、これは鮫のもつ「威厳独尊J(威厳をもってただ一人尊い)の意味を取ったもの。鮫は海に棲息して性質は凶暴であり、その皮は強靭で耐久性があり、鞘の材質としては理想的なものとされている。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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