考古用語辞典 A-Words

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黒漆嵌装化粧道具箱   2008年07月27日(日)更新

黒漆嵌装化粧道具箱
【和:こくしつがんそうけしょうどうぐばこ
【中:He qi qian zhuang hua zhuan dao ju xiang
明・清|彫刻・書画>黒漆嵌装化粧道具箱

清・乾隆年間(1736ー1795)
木製漆塗
44.0×44.0cm
 この化粧道具箱は大きく二つの部分に分かれている。上層には銅製の鏡が納められ、下層のひき出しには、髪結い道具や頬紅、口紅などの化粧品が入る。化粧道具箱は、染めた象牙を用いて蝙幅、桃、菊花、如意、梅花、水仙、椿、蝶など多種の文様が表わされ、それらには「福寿如意J(多福長寿、心にかなう人生)、「地久天長」(心が天地のように永久に変わらない)の意味がある。その間に金彩で草花が描かれている。この化粧道具箱は豪華な材料を用いて精巧に作られており、装飾は美しく堂々とした趣きがある。清代中期の皇后、皇妃たちの専用の道具である。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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