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金製瓶 2008年07月28日(月)更新
清朝最後の皇帝(溥儀)と皇后が使用した金製の酒器
清・宣統元年(1909)
金製
通高:28.1cm 口径:5.9cm 高台径:10.2cm
金製瓶は蓋がつき、14金製(品位70%)。口部、高台は円形で細い頸部と丸い胴部からなる。長い把手は龍にかたどられ、龍の口がくわえる形の注口がつく。金の鎖が把手と蓋につながれている。蓋の頂は宝珠状で、その下に8個の霊芝文、蓋の面には飛翔する3羽の鳳凰が刻まれ、口縁の周りに三角文が陰刻されている。頸の中央部には、蓮花唐草文がめぐらされ、その上下に蕉葉文が配されている。胴部の両側に桃形の浮き出し装飾があり、その中に宝相華文が刻まれている。高台の外側面には波涛や崖、仙草(中国南部の山に自生する草)文が飾られ、高台内中央に陰刻で「宣統元年義順銀號造 七成金 二両平 四十両零六銭五分」(宣統元年く1909〉に義順銀號く銀行のこと〉が製造し、七成金(14金〉製で、重さは四十両六銭五分)の銘がある。この瓶は清朝の宣統帝(溥儀)および皇后が使用した酒器である。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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