考古用語辞典 A-Words

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臨王羲之胡桃安和二帖   2008年07月28日(月)更新

臨王羲之胡桃安和二帖
【和:りんおうぎしことうあんわにじょう
【中:Lin wang xi zhi hu tao an he er die
明・清|彫刻・書画>臨王羲之胡桃安和二帖

乾陸帝の書(王羲之の書の臨書)
乾隆帝(1711~1799)
清・乾降14年(1749)
紙本墨書・掛幅装
92.0×38.7cm
  愛新党羅・弘暦即ち乾隆帝は自ら書画等をよくし、山水、草花、蘭竹、梅花、折枝などを描くことを得意とした。『(雨+妻)嶽楼筆談』によれば、「情を翰墨(筆や墨)に栖ませ、意を済覧(見物してまわる)に縦(ほしいまま)にし(思いどおりにし)、一所に至る毎に必ず詩を作り勝を紀し(景勝の様を書き記し)、刻石に御書す」とあり、多くの書が残っている。書はもっぱら趙孟頫(中国元時代随一といわれる書画家)を学び、書体は暢びやかかつ潤いがあって秀麗である。ただ、やや柔弱に過ぎ、変化に乏しい面もある。これは王羲之の書を臨模(原典を見ながら写すこと)したものではあるが乾隆帝の書風から離れるものではなく、乾隆帝の書に一貫して見られる書風を示している。「己己仲冬」の落款から、乾隆帝38歳の作とわかる。落款の下には「三」(即ち「乾」)(朱文円印)、「隆」(朱文方印)、「御書」(朱文方印)の印章がある。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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