考古用語辞典 A-Words

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黄地黄彩龍文碗  2008年08月03日(日)更新

黄地黄彩龍文碗
【和:こうじこうさいりゅうもんわん
【中:Huang di huang cai long wen wan
明・清|陶磁器>黄地黄彩龍文碗

琺瑯彩
清・雍正年間(1723ー1735)
高さ:5.0cm 口径:10.0cm 底径:4.0cm
北京故宮博物院蔵
  器形は、口部は外側に反り、底部の作りは薄く、高台がつく。内側に文様はない。外側は薄い黄釉をかけて文様の地とし、濃い黄色の琺瑯彩で2頭の龍、宝珠、雲、波涛文などが描かれている。高台内に藍料彩(藍色のガラス質の絵具)で「雍正年製」の銘が楷書で記されている。この作品は琺瑯彩の一色だけの絵の具(地、文様とも)で文様を表わしたもので、このような装飾法は雍正年間に比較的流行し、ほかに北京故宮博物院所蔵の藍彩山水文碗がある。琺瑯彩磁器は清朝宮延の御窯でつくられた製品であり、皇帝の鑑賞用として献上されたものであるため、作りは非常に手の込んだものとなっている。この作品の素地となっている磁土はきめ細かく、文様は皇帝の象徴である龍文であることもあって正確無比に描かれている。貴重な御窯製品の一点である。出所:北京・故宮博物館名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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