考古用語辞典 A-Words

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碧玉連瓶  2008年08月04日(月)更新

碧玉連瓶
【和:へきぎょくれんぺい
【中:Bi yu lian ping
明・清|金銀・玉器>碧玉連瓶

清(1944ー1911)
碧玉製
通高:22.5cm 口径:4.8cm 底径:10.7×7.3cm
北京故宮物院蔵
 玉質は青緑色を呈し、黒い斑が入っている。器形は2本の筒が連なった形で2個所の縄目文で3段に分かれ、蓋の周囲及び口部、底の周囲には雷文がめぐっている。蓋はドーム形で雲文が陰刻され、一本の角をもつ龍が二つの蓋を繁ぐ形である。胴部正面に鷹と熊が見え、鷹は遊環をくわえ、熊を彫った部分の底に「大清乾隆仿古」の銘が隷書で縦書きされている。この作品は古代の器物を模して作られた清代玉器の一つで、各所に模倣個所がある。鷹と熊は「英雄」と同音(鷹=英、熊=雄)であり、このようにデザインに寓意性をもたせる手法は清代玉器においては比較的よく見られるものである。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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