考古用語辞典 A-Words

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青玉八角香炉  2008年08月04日(月)更新

青玉八角香炉
【和:せいぎょくはっかくこうろ
【中:Qing yu ba jiao xiang lu
明・清|金銀・玉器>青玉八角香炉

清・乾隆年間(1786ー1795) 
青玉製
通高:19.0cm 口径:10.0×16.0cm 底径:11.8cm
北京故宮物院蔵
 透明感のある淡い緑色を呈した青玉である。器形は八角形。蓋には全体に花文と宝相華文(東洋の空想的な花文様)を透かし彫りしている。幅広い口縁には、上面に宝相華文がめぐらされ、花をかたどった遊環つきの把手が二つつき、そのほかに口縁の下6個所に同じく遊環のついた獣頭装飾が彫り表わされている。底部に獣頭にくわえられた形の足が4本ある。底裏中央には方形の枠を陰刻し「乾隆年製」の銘が刻まれている。香を焚くと香りが蓋の透かした穴からたちのぼるという仕組みになっているが、装飾品としても用いられる。清代後期の優品の中でも代表的な作品である。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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