考古用語辞典 A-Words

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瑪瑙碗  2008年08月04日(月)更新

瑪瑙碗
【和:めのうわん
【中:Ma nao wan
明・清|金銀・玉器>瑪瑙碗

清・雍正年間(1723ー1735)
瑪瑙製
高さ:4.3cm 口径:15.1cm
北京故宮物院蔵
 瑪瑙碗は褐色を呈し、灰白色の大きな斑が入っている。碗は扁平で浅く、口部は円形。文様はなく平底である。底に「雍正年製」の篆書体の銘が2行に分けて陰刻されている。瑪瑙は天然の岩石の空洞や裂け目に沈殿してできる石で、色の異なる層や線が相互に積み重なり、多様な美しい文様がある。この碗は、色調はやや暗いが器形は整っており、表面も滑らかで潤いがあり、つくりは精巧である。雍正期(1723~1735)において宮廷の玉器製作の技術がすでに熟達していたことを示す作品である。碗の底に銘が刻まれているのも、清代初期の瑪瑙器には珍しいことである。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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