考古用語辞典 A-Words

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山水人物堆朱盆  2008年08月05日(火)更新

山水人物堆朱盆
【和:さんすいじんぶつついしゅぼん
【中:Shan shui ren wu dui zhu pen
明・清|彫刻・書画>山水人物堆朱盆

明・永楽年間(1403ー1424)
木製・漆塗
高さ:4.5cm 径33.0cm
北京故宮物院蔵
 大輪の花が開いたような葵花形につくり、高台がつく。器の内外に堆朱(朱漆を何層も塗り重ねて文様を彫り表わす技法。中国では剔紅という)による文様がある。盆の中央に大きく窓をとり、山水楼閣の風景が表わされ、楼閣の中には主人らしい二人の人物が見え、庭に客が二人の童児をつれて訪ねて来たところが表現されている。童児の一人は琴を携えており、文人、趣味人の風雅な生活が窺われる。周縁部は内外両面に各花弁ごとに牡丹、梔子、菊、椿、梅などの花が2輪ずつ配されている。高台内は黒漆塗りで、傍らに針刻で「大明永楽年製」の銘がある。精巧な作品で漆は良質、彫りも精緻である。典型的な宮廷の製品である。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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