考古用語辞典 A-Words

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七宝鴨形香炉  2008年08月05日(火)更新

七宝鴨形香炉
【和:しっぽうかもがたこうろ
【中:Qi bao ya xing xiang lu
明・清|青銅器>七宝鴨形香炉

明(1368-1644)・後期
銅製・七宝
高さ:25.5cm 長さ:18.0cm
北京故宮物院蔵
 銅の素地の全面に有線七宝(表面に細い金属片で文様を作り、その間にガラス質の釉を焼きつける技法)で色釉を施している。鴨は蓮の薬の上に片足で立ち、もう片方の足は腹の下にたたんでいる。赤、黄、藍色、白、サファイアブルー、淡緑色が交互に配されて羽根の文様が表わされている。背中には蓋があって開閉できる構造で、銅に金鍍金を施した硬貨形の通気孔がある。頭部と脚部には銅の素地に金鍍金が施されている。銘はない。香炉は宮殿内の長い机の上に置物として飾られたり、実際に香炉としても用いられた。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝

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