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恵山茶会図 2008年08月06日(水)更新
【和:けいざんちゃかいず】 |
【中:Hui shan cha hui tu】 |
明・清|彫刻・書画>恵山茶会図
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文徴明(1470-1559)
明(1868-1644)
紙本活色・巻子装
21.9×67.0cm
北京故宮物院蔵
本図は清明(新暦の4月初め頃。二十四節気の一つ)の頃の文化習慣を背景に、蔡羽、湯珍、王寵(いずれも明代の学者、文化人)らが無錫(江蘇省呉県の西北の地)の恵山に遊び喫茶や詩作する様子が主に描かれている。山々に囲まれた中に東屋や竹林があり、渓流に蓮の花も見える。山道はつづら折れに下り、3~4人の文人が景色を楽しんだり、座ってくつろいだりしている。童児たちは茶会の仕度中である。全体に明るく品格のある画風や細緻な筆使いは趙孟頫の典型的な作風に倣ったもの。晩年の代表作の一つといえる。両中に落款はないが、左下に「文徴明印」(白文方印)、「悟言室印」(白文方印)の2印を押す。題跋(鑑賞の記録)があり、蔡羽、湯珍、王寵の詩及び、顧文彬(清代の文筆家、学者)の題記がある。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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