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桂菊山禽図 2008年08月06日(水)更新
【和:けいきくさんきんず】 |
【中:Gui ju shan qin tu】 |
明・清|彫刻・書画>桂菊山禽図
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呂紀(15世紀)
明(1368-1644)
絹本着色・掛幅装
192.0×107.0cm
北京故宮物院蔵
呂紀は字は廷振、四明(浙江省寧波)の人。宮廷画家で仁智殿(紫禁城内にあり、明代に宮廷の絵画工房である画院が置かれたところ)に仕え、官は錦衣衛指揮(明代の皇帝の近衛軍の官名)となった。花鳥画をよくし、人物、山水画も巧みであった。南宋院体画を学び、林良(同じ仁智殿に奉職した同時期の宮廷画家。水墨花鳥画で名高い)と並び称される。本作「桂菊山含図〕こは桂の本が一本老練な筆で描かれ、花や葉も繁っている。大湖石の後ろには菊が咲きほこる。2羽の三光鳥が草むらで餌をついばみ、別の1羽は枝にとまってさえずっている。さらに3羽の叭叭鳥が枝の上でさえずりあい、にぎやかさを加えて趣が深い。画面構成はしっかりとしていて運筆も整っている。華麗な色彩とともに他にはない独自の画風を具えている。落款は「呂紀」、その下に「四明呂紀之印」(朱文方印)を押す。出所:北京・故宮博物院名宝展-紫禁城と中国4000年の美の秘宝
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