考古用語辞典 A-Words

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天文図碑拓本  2008年08月14日(木)更新

天文図碑拓本
【和:てんもんずひたくほん
【中:Tian wen tu bei tuo ben
宋・遼・金・元|>天文図碑拓本

 南宋の淳祐7年(1247年)に彫刻(恒星が1434個も記され,赤道,黄道,銀河も刻まれている。
宋元時代には,中国の天文学研究はクライマックスに達した。宋代には5回にわたって大規模な天文観測が行われたが,その4回目は宋の神宗の元豊(1078~1085年)年間に実施され,測定された結果が星図に描かれた。この星図は1247年に石碑に刻まれ現在も保存されている。図全体には1434個の恒星が記され,それに黄通,白道,銀河が描かれる。1608年に望遠鏡が発明される以前の西欧の星図では恒星が最も多く描かれたものでも1022個に過ぎない。また新星,超新星の観測でも宋代は大きな成果をあげた。特筆すべきは, 1054年に牡牛座の付近に現われた新星の観測である。この新星は現代の蟹星雲である。出所:「中国古代科学技術展覧 中国科学館」

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