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張飛 2008年08月14日(木)更新
中国、三国時代の蜀の武将。張飛(167?~221年)は、現在の河北省菘州の人で、三国時代に蜀漢に仕えた。『三国志演義』において劉備、関羽と桃園の誓いを交わし、蜀漢「五虎大将軍」のうち二番目の大将であった。劉備、関羽と共に虎牢関で呂布と戦いを交え、長坂橋では一喝しただけで曹操軍を食い止めた。劉備が帝位に就くと車騎将軍に任じられ、西郷侯に封じられた。221年、関羽の仇を討つために劉備とともに呉へ向けて挙兵するが、出発前に酔っ払って部下を鞭打ち、配下の部将である范疆と張達に襲われて命を落とす。
徐州の留守を任された張飛は部将たちと酒を飲み、娘婿の呂布の威を笠に着た曹豹を殴ってしまう。曹豹は張飛が酔っ払った隙を見て呂布に徐州城を明け渡し、張飛は城を捨てて逃げ出す。
『三国志・張飛伝』に、「君子は敬愛するが、小人(身分の低い人)には憐れみを持たず、日ごと健児(兵士たち)を鞭打つ」という張飛の欠点が指摘されている。後世の作家たちの多くが、この欠点をもとに張飛の無鉄砲な性格を描いている。
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