考古用語辞典 A-Words

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銀瑠璃象嵌金鐏・戈  2008年08月26日(火)更新

銀瑠璃象嵌金鐏・戈
【和:「ぎんるりぞうがんきんぞん・か
【中:Yin liu li xiang qian jin zun ・ge
春秋戦国|青銅器|金銀・玉器>銀瑠璃象嵌金鐏・戈

戈 青銅 長20.9 幅12 重255g 
金鐏 金・銀・瑠璃 長21.3 重89.5g
1978年中山王(興+昔)墓出土
 武器。戈は一対出土。援(刃の部分)は上向き加減で,闌寄りに穿が一つ開いている。胡(援の下端に延びた部分)上にも二つの穿がある。内は長方形で穿が一つある。
金鐏は戈の邲(木柄)の下端にはめる。同類の器物の中では大型に属する。下部は八稜形で,両側に向かい合う二龍を持つ。上向きの龍の眼には藍瑠璃(ガラス),双翼には銀が象嵌されている。眼上の眉,額や耳上の毛,体表の鱗文はみな針のような鋭い工具で点線彫りされている。下向きの龍は藍瑠璃の眼と銀の双角がはめ込まれている。点線彫りにより顔面と腹部には鱗文を描き,耳部には毛文,体表には双羽翼文を描く。中程上部と上端部に一本ずつ銀の箍をはめる。毛髪のごとき点線彫り文様は, リアルで独特の風格を有する。出所:「中山王国文物展」-中国戦国時代の雄 

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