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方形テント組立金具 2008年09月02日(火)更新
【和:ほうけいテントくみたてかなぐ】 |
【中:Fang xing zu he jin ju】 |
春秋戦国|青銅器>方形テント組立金具
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中央接合管(1) 青銅 長29.3 幅29.3 重3.2kg
接合管(4)青銅 長11.4 重3.4kg
杭(4)青銅 長48.5 重13.2kg
1977年中山王(興+昔)墓出土
頂部中央の十字形可動式ジョイント管,上部四隅の可動式ジョイント管,それに四本の杭のセット。十字形ジョイント管は,中心の突出した十字形管と,各端の可動式接合管とから成る。接合管は使用する際は十字管内に挿入し,使わぬ際は抜き取って吊した。四隅の可動ジョイント管は必要に応じて回転でき,使わぬ際はU字形に折りたたみ,使用する際は直角よりやや開く。杭の上端は半楕円形で,下端にゆくほど尖っている。平らな内側の面には環が二つ付いている。組み立て方法は先ず長さ1.69メートルある四本の丸い木柄の一端をU字形ジョイント管の差込口にそれぞれ挿入し,木柄のもう一端を可動式接合管に挿入する。次に四本の同様な木柄をU字形管のもう一方の挿込口にそれぞれ挿入し,上述の可動式接合管を十字形管に挿入する。そしてU字形管をひねって直角よりやや開く。 こうすると可動式接合管でつながった四本の木柄は天幕の天丼となり,別の四本の木柄は天幕の支柱となる。そこで青銅の鎚で杭の下半部を地中に打ち込み,四本の支柱を杭に付いた環内に差し込めば,約4メートル四方の方形の天幕の骨組が完成する。天幕を折りたたむのもいたって簡単で,接合管をはずして四隅の管をU字形に折りたためば,後は八本の木柄を一束にして持ち運べるわけである。出所:「中山王国文物展」-中国戦国時代の雄
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