考古用語辞典 A-Words

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刻銘円壺  2008年09月02日(火)更新

刻銘円壺
【和:こくめいえんこ
【中:Ke ming yuan hu
春秋戦国|青銅器>刻銘円壺

青銅 
高44.5cm 腹径32cm
1977年中山王(興+昔)墓出土
  酒器。圏台,平底, 円鼓腹, なで肩, 緩い反り口, 円鼓蓋。蓋の上に等間隔に三つの雲形鈕が立つ。両肩に鋪首がある。腹部上下に凸弦文各一筋を持ち,その間に59行の銘文を刻む。各行三字,重文五,合計182字。首尾の間を二つの円形符号が分かつ。圏台には合文―を含む22字の銘文を有する。
腹部の銘文は,王位を継いだ(妾+子)(次+虫)の先王(興+昔)に対する追悼文千で,先王の慈愛と賢明を称えると共に,司馬賙の燕討伐の戦果を誉めている。圏台上の銘文は製造年,所轄機関,責任官吏,工匠名,器体重量を記す。出所:「中山王国文物展」-中国戦国時代の雄 

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